NA.home通信 319号
19.sep.2010

 ほとんど毎日、ジーンズで暮らしている。
 持っているのは4本、2本がリーバイスで2本はエドウィンである。前者はどれも15年以上のシロモノで、後者は7年以内。
 ジーンズは良い。夏冬無いし、長持ちするし、破れてきてもはける。
 私が好きなのはダブダブしていないヤツ=スリムを選ぶ。カチッとしているので下腹が出てこない。その分ヘソの周りに脂肪が付き、健診ではメタボと診断される。でもジーンズのウエストサイズは31か32インチなのである。
 
 その15年ものが破れてきた。
 一番古い20年ものは、自然にすり切れてきてリアルダメージジーンズになってきたが、そうじゃなく、性が抜けはじけるように破れるのだ。
 これを買ったくだりを通信62号に書いたが、フィリピン製であり、古いのはアメリカ製である。その差が15年経って出てきた。
 エドウィンの2本はいずれもリーバイスを買いに行って欲しいタイプのサイズが無く、隣の棚に流れただけのこと。でもこのブランド、日本製なんだね。ブラピが宣伝していたのでUSAとばかり思っていたが違っていた。  最近ほとんどの衣類が中国製である。いまさらそれがどうこうと言えないのかもしれないが、作る側が着る側、使う側の顔を見ずに作る、ということがいかがなものかと思う。
 今まで、リーバイスにこだわってきたが、今回の事例で少し気持ちが変わってきた。今度は日本製にこだわって買うかも。でもまだ新しいので、20年もののリーバイスみたいに柔らかくて履きやすくなるかは未知数ではある。
 最近1000円を切るジーンズが出回っている。ウナギをファーストフード店で食べるようなもので、そんな妥協は許しがたい。


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