NA.home通信 392号
11.Jan.2015

 箱根駅伝は5区山登りがあるから面白い。
 タイムの良い選手をそろえたチームが勝つとは限らない要素がそこにある。今年もそのドラマがあった。
 青山学園大の神野大地選手は2位でタスキを受け取ると、軽快に山を登り首位を捉えて二位を5分近く離し、山の神柏原選手のタイムを上回りガッツポーズでゴール。勢いを得た青山学園大は復路も制し、2位から10分以上水をあけて完全優勝を果たした。
 
 嬉しいのはその神野選手、中京大中京高出身なのだ。
 中京といえばフィギュアスケートの宇野昌磨選手、ジュニアグランプリファイナル優勝と、全日本選手権で羽生選手に続き準優勝。めざましい活躍である。この選手も地元の星である。
    
 来年は夏期オリンピックの年。地元ゆかりの選手の活躍が期待される。女子レスリングの選手はほとんど志学館(旧中京女子)だし、陸上界のレジェンド室伏幸治選手は中京大出身である。年齢の壁はあると思うが、それを超える姿を見たい。吉田沙保里、伊調馨の4連覇も掛かっている。
 レジェンドと言えば山本昌、今年50歳になる。去年は1勝に終わったが今年は5〜6勝して契約を更新してもらいたい。
 
 地元出身レジェンドで現役、鈴木一朗=イチロー、今年で42歳。噂では最後に着るユニホームはドラゴンズだと聞いた。それが本当なら、是非お願いしたい。億万長者だから年俸は幾らでも良いはず。見たいなぁ、昌が投げてイチローが取る姿を。
 シアトルまで行って、セーフィコフィールドのライト側内野席を取ったら、その日に限ってイチローはレフト。おまけに3三振だったからなぁ。
 イチローがドラゴンズに入ったら観客は増えるだろうね、間違いなく。

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