NA.home通信 458号
25.Nov.2018

 車のドアに触れた途端、パシッとスパークする。静電気の仕業で空気の乾燥するこの季節に多い。
 昔多かったチェーンをぶら下げている車を最近は見ない。静電気が溜まるのは人間の側ということが解ってきたからだろう。
 着ている服の素材で起こる電気が+−違うらしい。+の電気を持っている人が−の人と握手をしようと手を伸ばした瞬間、火花が散ることも。
 それって相性が良いのか悪いのか。運が悪いことは間違いなかろう。
 
 乾燥肌の人はなりやすいとか、天然素材だと起きにくいとか云われているが、ウールのセーター脱ぐときにパチパチ鳴るのは静電気だろ?。化繊の混じった安物か?。
 紙を扱っていて、1枚が剥がれにくいときがある。指先がシットリしていれば良いが、カサカサだ。そこで必殺「指舐め」。湿り気を与えることで静電気が体の方に逃げて、するっと捲れる。
 コピー機の原稿送りもゴムの摩擦だけでは静電気に勝てない。原稿が固まって入ると、大事な書類が欠頁になってたいへんマズい。メーカーも考えて欲しい「指舐め」機能。
 
 静電気は悪いことばかりでは無い。スマホなどのタッチパネルは静電気が指先に伝わることで反応しているらしい。すごいことを考えるね。
 それで指先がカサカサだと動かないことがあるのだ。ならば「指舐め」は有効なはず。
 
 昨冬買ったスマホ対応の手袋。言わば「指舐め済」、いや「指舐め不要」手袋だね。ならば普通の手袋でも指先が電気が通るくらい湿っていれば、タッチパネルも感知する理屈だ。
 朝のウォーキングで、スマホをいじるとき、いちいち軍手を外しているが、外さずとも舐めたら反応するだろうか。
 濡れすぎて指先が冷えるのはいやなので、電気が通るギリギリの舐め方を習得する必要がある。今度やってみよう。

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