NA.home通信 439号
15.Oct.2017

 緊張の居眠り、油断の居眠りの二種類の居眠りがある。
 建築士会青年部の総務委員長には何故か本会の議長の声が掛かる。
 午前中の青年部総会が終わり、ビールを飲み、昼食を楽しんでいると、そこに専務理事がやってきて、
 「成田さん、議長お願いします」と。
 「飲んじゃったから出来ません」と断ると、
 「成田さんなら飲んでても出来るって」。
 で、2時からの総会の議長を酔っ払ってやることになる。
 長い議案提案、会計報告はそうじゃなくても眠くなる。姿勢を崩さず、顔は議案書に向け、静かに寝る。議長席で寝るにはそれなりの緊張が必要で、誰にも気付かれずに寝るのだ。
 夜間学生を8年やったのでそれは得意だ。目を開けたまま寝る学生さえいる。
 同じように家でビールを飲んで昼寝しているといびきをかくらしい。妻は外でもいびきをかいて居眠りをしていると思っている。居眠りは時と場所で使い分けているのだ。
 
 最近話題のいびき防止の機械、いびきを感知すると小さな衝撃を耳の後ろに与え、少し緊張を与えることでいびきを止める仕組みとか。納得できる気がする。
 変わって呼吸法の話。鼻にはフィルター効果があるので、感染予防には口呼吸より鼻呼吸が良いらしいと聞き、鼻呼吸を日常から心がけるようにした。
 鼻づまりが無いように気をつけ、口を開けて寝ないよう心がける。
 
 朝起きると、上下の唇がくっついている。口を閉じて寝ていた証拠だ。おかげで、乾いたホテルの部屋でものどが痛くならない。
 ひょっとしていびきも?、
 恐る恐る妻に聞くと、静かに寝ていることが多くなったそうだ。やったー!。
 いろいろ試してダメだったいびき防止、自分からコントロールして、いびきを減らすことができた。次は寝言をコントロールできるか、まだまだ修行は続く。

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